「仙台石」とも呼ばれ、全国にその名を馳せてきた銘石「稲井石」。 その歴史は古く、文永五年(西暦1268年)に建てられた宮城県河北町の板碑に使われているのが確認されています。 石質はくろくどっしりと重厚感があり、美しい石目が特徴で、文字を刻むと鮮明な白が浮かび上がることから、明治以降各地の記念碑、墓碑に数多く利用されてきました。